配管Pipitとは
配管Pipit(はいかんピピット)は、継手の組み合わせから切寸法をピピッと簡単に求められるアプリです。無料で使えます!
配管の芯引き(寸法の取り方/出し方)にお困りの方、寸法計算が面倒だなぁと感じられている方は是非お試しください。45°継手(DVの45°エルボや45°Yなど流れの方向を45度変える継手)の寸法計算にも対応しています。

3Dモデルで分かりやすいパイプカタログも搭載。パイプ・継手の形や寸法が直感的に理解出来ます。

「径違い大曲りエルボに125Aってあったっけ?」・・・なんて場合に便利だぞ
こんな人にオススメです!
- 継手を仮組みして計測している若手・中堅の職人さん
→仮組みせず、直管の外側と外側の間など、測りやすい箇所の長さを測定するだけで良くなります。正確かつスピーディーな施工が出来ます。
→芯引きなど意識せず、アプリに情報を入れるだけでベテランの職人さんと同じ計算が出来ます。 - 承認図の寸法から切寸法を計算しているベテランの職人さん
→いつものやり方で測定した値をアプリで指定するだけ。配管の寸法計算のストレスやミスから開放されます。面倒な45°継手の計算も不要になります。
→マイナーな継手の寸法もサッとアプリで確認出来ます。かさばる承認図はスマホでOK。 - 施工管理技士や現場監督の皆さん
→設計や施工の確認にご活用ください。
→是非職人さんにアプリをオススメしてください。成果物の品質向上と工数の削減が期待できます。特に45°継手を使うと嫌がられて困るという方、アプリを使って施工して貰いましょう。




こんなことしてませんか?
継手を仮組みしてメジャーで測定



あるある。だって手っ取り早いんだもん。
継手が動いてしまったり、狭い現場ではやりにくいという問題も。そもそもこれって、なんか不正確な感じしますよね。かといって継手をしっかりはめてしまうと、取るのが大変ですよね。


2人がかりで・・・
場合によっては一人だと計測しづらいため、2〜3人で頑張ってる光景も良く見ますね。結構大変な作業ですね。





え〜〜〜!?こんなの普通じゃん!じゃぁどうやれっていうの!?(プンスカ☹)
承認図を使えば切寸法を計算できます。
配管や継手の多くはJISなどの規格で寸法が決まっています。だから実際に継手を仮組みしなくても、すでにある配管からの長さを測れば寸法計算が出来ます。



どうやって測るの?
こんな感じです。配管の端や中心からの長さを測れば良いのです。





ふむふむ。これなら出来そう。で、寸法計算はどうやるの?
例えばDVのエルボでは以下のように決まっているので、測定した箇所と本来測りたい場所との差を足し引きすれば良いのです。LとZは呼び径によって異なり、50AであればL=58mm, Z=33mmとなっています。


特に②同士の距離を芯芯と呼び、芯芯からZを引くことを芯引きと呼びます。なお、①と③の計算には配管の外径も必要で、ベテランの職人さんは日常的に使う継手や直管についてこれらの数値を暗記し、計算して切寸法を求めているのです。



あわわわ・・・なんか大変じゃん!こんなの覚えられないし、いちいち調べながら仕事出来ないよ。
そこで配管Pipitです。
配管Pipitを使えば、継手の種類と呼び径、測定した箇所(直管の内側・外側、直管の芯、継手の端面から選択します)を画面で選んで測定値を入力するだけで簡単に切寸法を求められます。





本当に簡単に出来るのかなぁ?
利用イメージ
では実際の利用イメージをごく簡単にご紹介します。基本的な使用方法は以下のページで分かりやすく説明していますので合わせて御覧ください。


以下のステップ
使い方は簡単!継手と呼び径を選んで、測定する箇所を指定します。




指定した箇所の間の長さを実際にメジャーで測りましょう。測定した結果をアプリに入力してください。


切寸法が表示されるので、この長さで配管を切断しましょう。簡単ですね!





これなら自分にも出来そうかも!
更に…



でも45°継手とか径違いとか流石に難しいよね
そういう小難しい計算こそアプリにお任せ下さい!
45°継手も殆ど同じ使い方で求められます。45°継手ではエルボ等と同様に測定箇所間から芯引き計算を行う水平モードに加え、水平距離から斜辺の切寸法を求める45°モードが選択できます。


45°継手の詳しい使い方については以下の記事をご覧下さい。
径違い(異径)の継手を設定すると赤いアイコンが表示されます。この赤いアイコンをタップすると継手の接続口を変更できます。


継手を上下にフリックすると継手が回転します。単に見た目が変わるだけで切寸法に変化は無いのですが、見た目を実際の現場の配置に合わせることでイメージがしやすくなります。


注意事項
- 継手等の製品はJIS規格(日本産業規格)等で定められた寸法で製造されていますが、これらの規格では一定の誤差が認められています。
- 当アプリではエルボ等の継手の角度を90°として切寸法を算出していますが、実際の継手は91.17°とされています。そのためアプリでは切寸法が1mにつき約0.2mm短く表示されます
今後追加予定の機能
以下の機能を追加すべく鋭意開発中です。完成次第随時バージョンアップで公開していきます。
- 継手の追加
- 給水コア継手やMD継手など継手の種類の増強に加え、DVなど既存の種類についても、30°エルボなどメーカー規格の継手の追加を予定しています。
- 良く使う継手をまとめる道具箱機能
- 道具箱はQRコード等で他のユーザにも共有可能にする予定