配管Pipitを使うと、手計算では難しい45°継手を用いた配管の切寸法が簡単に求められます。45°エルボだけでなく45°Yにも対応しているため、より理想的な配管を容易に組むことが出来ます。
このページでは配管Pipitでの45°継手の使い方を説明します。45°継手の特徴や活用法など、配管そのものの説明については別途説明予定です。
操作方法
基本的な使い方はその他の継手と全く同じですが、45°継手ならではの機能が用意されています。
継手のセット
まずパイプカタログから45°継手をセットします。

現時点では以下の45°継手が利用可能です。
- DV(排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手)
- 45°エルボ(45L)
- 45°Y(Y)
- 軽違い45°Y(Y)
- TS(水道用塩ビ管)
- 45°エルボ(A形)
- ねじ継手(ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手)
- 45°エルボ
測定モード
左右(上流-下流)共に45°継手をセットした場合は45°モードが使用可能になります。45°モードの他に、従来のモード(水平モード)も利用可能です。左右のいずれかが45°継手以外の場合は水平モードになります。水平モードと45°モードは画面上部のボタンで切替えられます。

いずれのモードでも操作方法は他の継手と変わりません。呼び径と左右の継手の測定箇所を指定し、測定箇所間の長さを入力するだけです。
45°モード
45°モードでは、「測定値(測定した寸法)」として指定箇所間の「水平距離」を指定します。下図はDV 45°エルボで縦配管同士を接続する例です。左側のパイプの外側から右側の継手の芯(継手の中心)の水平距離を測定することで切寸法を求めようとしています。

配管Pipitに呼び径と測定箇所(左の継手は「パイプの外側」、右の継手は「継手の中心」)を設定し、「測定した寸法」に実際にメジャーで測った長さを入力すると切寸法を求められます。簡単ですね!

これを手計算で行うと、以下のようになります。結構大変ですね。
- 芯芯の水平距離を求める
- 30Aの外径は38mm。これの半分を引くと500mm – 38mm ÷ 2 = 481mm
- 芯芯の距離を求める
- 直角三角形の斜辺は底辺x√2なので、481mm * 1.4142 ≒ 680.2mm
- 芯引きする
- 30Aの45°エルボのzは12mmなので左右合わせて24mm。これを芯芯の距離から引くと、680.2 – 24 = 656.2mm
45°モードの場合は指定箇所として以下を設定可能です。
- パイプの内側
- 継手の中心
- パイプの外側
なお、パイプの内側と外側は、片方の継手の先端が垂直方向を向いている時だけ指定可能です。

垂直以外の方向を向いている場合はパイプの内側・外側は指定できないのでご注意ください。これらの箇所を指定したい場合は、継手をフリックして適切な向きまで回転させてください。

水平モード
水平モードでは継手の先端の方向によらず以下の箇所を指定可能です。
- 継手先端
- 継手の中心

ねじ継手の場合
ねじ継手では入り代の長さを呼び径毎に変更出来、それによって切寸法が増減します。これは45°継手でも同じです。入り代の長さ変更についてはねじ継手の使い方をご参照ください。

Q&A

水平モードの「継手の中心」っていつ使うんだろう?45°モードの時と違って、外側のパイプが斜めなんだから測れないよね?
確かに、エルボやチーズなど90°継手の場合は外側のパイプが平行なので容易に芯芯(継手/パイブの中心間)の距離を測れますが、45°継手の場合は。現場の配管から直接計測することは出来ません。逆に、図面をもとに配管を行う際に有用なのが水平モードの「継手の中心」です。図面では基本的に芯芯で寸法が書かれているので、その通りに配管する際には芯引きを行う必要がありますが、配管Pipitでは図面の通りに指定するだけで切寸法を求めることが出来ます。





アプリの画面だと上流が右側になってるけど、左側を上流にしたい場合はどうするの?
現時点では反転する機能はないので、頭の中で左右反転してください。誰でも簡単に使えるアプリを目指しているため、ボタン類は必要最小限にしていますが、現場のニーズを取り入れて行きたいと考えておりますので、是非皆様のご意見をお寄せください。